専修概要

認知情報科学専修は、人間の認知過程全般を多様なアプローチで探求しています。人間は外界を記号で表象し高度に操る情報処理的存在であると同時に、他者と交わり価値や目的を共有する集団を構成する社会的存在でもあります。人間行動が興味深いのは、人間がこうした二面性を持っているからでしょう。本専修では、生物学・行動学から心理学・言語学・情報学・統計学・論理 学・経済学・芸術等に至る広範囲なスペクトルで人間行動にアプローチしています。 実際、認知情報科学専修ではいろいろな情景がみられます。ある研究室ではビデオに収録された人間の会話を一言ひとことチェックしている人がいますし、他の研究室ではハトが図形の映った ビデオを見ながらスイッチをつついています。コンピュータで人間の行動や社会現象をシミュレートしている研究室もあれば、人間の知的・感性的行動を分析しコンピュータの中に人格を作ろうと目論んでいる研究室もあります。このような多様性が共存し、互いに刺激を与えあえることがこ 専修の最大の魅力です。このような研究を通じて、人間の認知過程の解明にとどまらず、人間の意図や感情を理解するシステムなど、コンピュータそのものを進歩させていくこともできるのです。私たちは、自らがこの専修の特徴を作っていけるような、意気込みに満ちた学生を受け入れています。卒業生は、人間への強い関心と、先進情報機器を使いこなす能力を兼ね備えた貴重な人材として、現代のIT社会で国際的に活躍するだけでなく、さらにその興味を発展させて大学院に進学して研究を続けるなど、学術的にも貢献しています。 研究室のHP 比較認知研究室

2020年度卒業論文発表会

文学部行動科学コース認知情報科学専修の令和2年度卒業論文発表会のご案内を致します。興味のある方は、学部学科に問わずぜひおこしください。 ○ 日時: 2021年 02月12日 9:20~15:50 (予定) ○ 場所: 105講義室 ○Zoom Meeting: https://us02web.zoom.us/j/83684881097?pwd=bEdxV051YXRiT2NXQ21BWE9CemhMdz09 Meeting ID: 836 8488 1097 Passcode: 324677 備考1: zoomでの参加は必ず実名でお願いします。 備考2: 卒論発表会時点で当専修に所属していない方は松香までご連絡ください( matsuka@chiba-u.jp )。 <タイムスケジュール>9:20 ~ 10:20 01. [pdf] 磯田智  ハトにおけるstream/bounce運動知覚の検討 02. [pdf] 井上椋  認知的負荷が作業記憶に与える影響の検討 03. [pdf] 井上和也 ハトにおけるmotion onset弁別閾の測定 10:30 ~ 11:50 04. [pdf] 鎌倉広都  ハトにおける水弁別時に用いる視覚的手がかりの検討 05. [pdf] 河崎悠一郎 岸田國士戯曲賞における戯曲の構造と評価 06. [pdf] 田村好誠  語り場面における参与者の視線行動の分析 07. [pdf] 中内大輔  ハトの空間的注意における視線手がかり効果の検討 13:00 ~ 14:20 08. [pdf] 尾池亜紀  ハトにおける風景写真の奥行き知覚の検討 09. [pdf] 日下晶絵  語り手の発話を促進させる聞き手反応の特徴の検討 10. [pdf] 櫻井亮太  日常会話における独り言から生じる連鎖環境の検討 11. [pdf] 木村壮甫  抽象画に説明を加えることによる鑑賞者の 心理的変化について 14:30 ~ 15:50 12. [pdf] 志賀一輝  言語的確率表現の方向性がもつ意思決定への影響に対する背景要因の検討 13. [pdf] 宍戸真奈美 会話と無関係なスマートフォン使用の特徴の検討 14. [pdf] 杉浦里帆子 ヒトにおけるブーバ・キキ効果の検討:見本合わせ課題を用いた検討 15. [pdf] 滝澤勇佑  カテゴリー化における事例記憶の影響

2019年度 卒業論文発表会のお知らせ

文学部行動科学コース認知情報科学専修の平成30年度卒業論文発表会のご案内を致します。興味のある方は、学部学科に問わずぜひおこしください。 ○ 日時: 2020年 02月10日 9:00~16:10 (予定)○ 場所: マルチメディア会議室(人社研棟2階) <タイムスケジュール>9:00 ~ 01. [pdf] 嵐田夏芽 『人間の数字に対する意識についての研究』 02. [pdf] 飯嶋孝治 『ソーシャルメディアでのコミュニティとユーザーの性格特性の関係 03. [pdf] 植田星璃 『異なる情報を与えられた場合の検討~視覚と聴覚について~』 10:30 ~ 04. [pdf] 大西紗衣里 『他歩行者に向けられる視覚的注意の傾向の検討』 05. [pdf] 笠原稜平 『構造を示唆する仕掛けの研究~テーマパークのバーガートレーの例~』 06. [pdf] 加藤綾乃 『記憶する負荷の操作によるカテゴリーにおける般化パターンと連合強化の変化の検討』 07. [pdf] 金澤千枝里 『リスク認知についての研究』 12:50 ~ 09. [pdf] 川島南斗 『音声会話とテキストチャットの次話者選択の検討』 10. [pdf] 小林さくら 『ハトにおけるモーダル・アモーダル補間の検討』 11. [pdf] 霜村悠夏 『ポスター発表における発表時と質疑応答時の沈黙の傾向』 12. [pdf] 常田隼成 『『2.5次元』におけるキャラクターと演者を受容することについての検討』 14:20 ~ 13. [pdf] 富岡花野 『主観的輪郭の明るさ充填に関する比較認知科学的検討』 14. [pdf] 永谷綾菜 『人にとって心地良い空間についての研究~電車内での立ち位置を例に~』 15. [pdf] 林亜紀 『Twitterのリツイートによる情報拡散の仕組み』 16. [pdf] 二神心 『部分探索課題における「文脈」効果の検討』 16:00 ~ 17. [pdf] 松橋泉步 『注目を集める発話の言語・非言語的特徴』 18. [pdf] 森大河 『グループ会話における自己開示と親密さの関係』 19. [pdf] 森愛絵 『ツイッター上における影響力の大きいツイートの印象分析』

2018年度 卒業論文発表会のお知らせ

文学部行動科学コース認知情報科学専修の平成30年度卒業論文発表会のご案内を致します。 興味のある方は、学部学科に問わずぜひおこしください。 ○ 日時: 2019年 02月13日 9:00~16:10 (予定) ○ 場所: マルチメディア会議室(人社研棟2階) <タイムスケジュール> 9:00 ~ 10:20 01. 井上賢人 [pdf]『会話外活動に言及する会話の特徴 -ロックバンド練習を題材に-』 02. 上原一輝 [pdf]『ヒトとハトにおける直線道路角度錯視の検討』 03. 加藤智彰 [pdf]『発声者のキャラクターと音響的特徴が音声の印象に与える影響』 04. 川田澪奈 [pdf]『人間的価値観を持てる人工知能を目指しての研究』 10:30 ~ 11:50 05. 栗山明 [pdf]『知識構成型ジグソー法の運用方の提案』 06. 小西ひとみ [pdf]『5人会話における視線行動の分析』 07. 篠原尚暉 [pdf]『緊張と弛緩が会話に与える影響』 08. 白崎明日香 [pdf]『ハトにおける心的回転の検討: 真の非見本合わせ課題を用いて』 12:50 ~ 13:50 09. 鈴木拓己 [pdf]『公平への選好とパーソナリティの関連性について』 10. 田上陽和 [pdf]『社会的な笑顔と自発的な笑顔の識別の検討』 11. 福島康太郎 [pdf]『不完全情報ゲームを解くアルゴリズムであるcounterfactual regret minimization+に関する研究〜計算量理論の視点から〜』 14:00 ~ 15:00 12. 舟橋明花 [pdf]『循環時間構造の検討―群衆流シミュレーションを用いてー』 13. 前嶋優依 [pdf]『3人会話における傍参与者の参与の特徴』 14. 松浦史弥 [pdf]『個人要因が音楽聴取時の感情に与える影響の検討』 15:10〜16:10 15. 村松香歩 [pdf]『ハトが水のありなし弁別に利用する刺激特性の検討』 16. 森下理桜子 [pdf]『写真上のゴール探索課題における,ハトのランドマーク利用の検討』 17. 渡辺倫孝 [pdf]『会話外の活動が会話に与える影響 -テニスの練習を題材に-』

2017年度 卒業論文発表会のお知らせ

文学部行動科学コース認知情報科学専修の平成 29 年度卒業論文発表会のご案内を致します。 興味のある方は、学部学科に問わずぜひおこしください。 ○日時 2018 年 2 月 16 日 9:00~15:30 (予定) ○場所 102 講義室 9:00~ 安彦 勇祐「手話多人数会話における次話者自己選択時の話し手と聞き手の振る舞いの分析」 伊賀 優花「関西弁会話における話者交替の特徴に関する分析」 井口 蓮 「視覚刺激の運動方向による反応時間への影響の研究」 今岡 尚子「ハトの視覚探索における注意の働きの検討」 10:30~ 今村 楓 「位置見本合わせ課題を用いたハトのメタ認知研究の試み」 押村 ひろの「ハトにおいて感覚刺激は感覚性の強化力をもつか?」 賀來 歩 「共食会話における円滑なジェスチャーの使用に関する分析」 川崎 琴美「相手との関係性によるあいづち表現の違い」 12:50~ 倉田 早希「情報処理傾向の違いが知覚的対比・同化に与える影響の検討 -ハトを用いた比較認知研 究-」 栗本 怜 「カテゴリ化における般化パタン・連合強度に対する記憶の影響:種間比較による検討」 齋木 悠里子「ハトの視覚探索における連合プライミングの検討 -探索項目の視認性の効果-」 14:00~ 澤田 あかり「落語を題材とした笑いの起きる話し方の研究」 島田 紀和子「変化検出課題を用いたハトにおける視覚的短期記憶の検討」 谷端 直人「SVR を用いた日本競馬における高精度な勝ち馬予測モデルの考察」 吉田 美季「ハトの変化盲における探索項目のカテゴリ・背景刺激特性の影響」

阿部明典 Akinori Abe

阿部明典 (Akinori Abe) 職位:教授 学位:博士(東京大学) 専門:人工知能 紹介文:アブダクション等の知的推論の研究をしています。更に、稀や新規な事象で将来にリスクや利益となるものを発見するチャンス発見の研究、ことばの感性的側面(詩の創作、キャッチコピーなど)に注目したことば工学を研究しています。本研究は、人工知能を中心とし、機械推論は勿論、芸術、経済など様々な方面を指向したものです。

牛谷智一 Tomokazu Ushitani

牛谷智一   (Tomokazu Ushitani) 職位:准教授 学位:博士(京都大学) 専門:比較認知(動物認知) 研究室のHP ヒトの認知機能がどのような適応ために進化してきたのか理解するため、認知機能の動物種間比較を通じ、その多様性を調べています。特に、動物がどように世界を見ているか、空間をどように認識しているかに焦点を当てています。

伝康晴 Yasuharu Den

伝康晴     Yasuharu Den 職位:教授学位:京都大学博士(工学)専門:コーパス言語学・相互行為分析・フィールド認知科学 人間の対面コミュニケーションについて、文法や韻律に加え、身振りや視線など非言語行動も含めた多様な側面から研究しています。ビデオ収録された会話資料をもとに、量的分析と質的分析を併用して実証的に研究を進めています。言語学・心理学・情報学にまたがる複合領域です。 最新の業績などについては、researchmapを参照ください。 研究生を希望する方へ 本研究室の研究生を希望する方は、履歴書に加え、数ページの研究計画書を必ず送ってください。 10月に研究生として入学しても、その年度の大学院入試は受験できません。1年半、研究生を努めてから、翌年度の大学院入試を受験していただきます。

松香敏彦 Toshihiko Matsuka

松香敏彦  (Toshihiko Matsuka) 職位:教授 学位:Ph.D.(Columbia University) 専門:計算モデル 記述的な認知過程や社会的な現象のモデル化を行っています。特に、人間の高次認知情報処理過程を、 行動実験を用いて研究し、そのデータと計算モデルを用いたシミュレーションの結果を比較することによって、認知処理についての学説・仮説の検証をおこなっています。理想は、「人並みの過ちをおかす」計算モデルをつくることです。 担当科目の情報

渡辺安里依 Arii Watanabe

渡辺安里依   (Arii Watanabe) 職位:助教 学位:Ph.D. (Cambridge University) 専門:比較認知(動物認知) 研究室のHP 専門は比較認知科学で、ヒトとヒト以外の動物の思考や記憶にはどのような相違点、そして類似点があるか、行動実験を通して研究しています。特にメタ認知やエピソード記憶などの高次認知に重点を置いて調べています